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石見神楽

2013年5月4日午後、熱田神宮1900年創祀祭で、前日の出雲大原神主神楽に続いて、島根県西部の石見神楽が奉納された。

 

14時開演だが、13時にはすでに満席。

私はビデオを撮るので初めから立ち見覚悟で行ったが、立ち見の人たちもすでに大勢いた。

 

パンフレットは100枚しか用意されていない、ということで私はもらうことができなかった。

 

で、島根観光ナビHPによると、

「石見神楽は、島根県西部の石見地方に古くから伝わる伝統芸能です。元来五穀豊穣に感謝し、毎年秋祭りに氏神様に奉納されてきましたが、時代とともに石見人の気質にあった勇壮にして華麗な郷土芸能へと進化しました。活発華麗な舞と、荘重で正雅・古典的な詞章が特徴で、方言的表現、素朴な民謡的詩情とともに独特のものをつくりあげています。」

 

司会のお話が興味深く、この神楽の社中は、石見にある熱田神社の氏子とのことで、その熱田神社は、1000年ほど前、大陸からの侵攻に備えて海岸線防衛のために尾張からも防人が派遣され、3年の任期が終わっても出身地へ帰らず石見の地に土着した人たちがいて、その地に熱田神社が祀られたのだそうで、この社中の人たちは尾張人の末裔であるのだそうだ。

 

この日は、お祓いの「鈴神楽」に始まり、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、「恵比寿」「八岐大蛇」が演じられた。

 

前日の神主神楽は歌舞伎のような雰囲気だったが、石見神楽は、漫才のようなかけ合いもあり、大衆演劇のような雰囲気で、龍のような八岐大蛇は目が赤く光り、火や煙を吐いて面白い。

 

●鈴神楽

●日本武尊

●恵比寿

●八岐大蛇